1981年に半蔵門線・新玉川線・田園都市線用車両として登場した営団(→東京地下鉄)8000系。
東京地下鉄の方針として6000系以降の車両は車齢40年程度使用する事となり新木場CRにて修繕工事が行われている。
そんな中2010年に工事された1988年製造の8118Fには従来の工事と異なる工事内容となった。
工事内容は02系リニューアル車と同等である。
・ステンションポールの設置
・ドアチャイムの変更(2点チャイム→JRタイプ3点チャイム)
・17インチLCD(トレインビジョン)の設置
・その他車内更新
足回りや車内放送設備は従来改造車と同様。乗務員室には車内LCDを表示するモニタが設置されている。
車内LCD設置が従来改造車との大きな違いで同路線を走る東急5000系とは異なり、アニメーションを多用し分かり易くなっている。左側モニターでは広告等が流れる。
ドアチャイムはJRタイプの3点チャイム。音程が若干低い。8118Fは後期型ドアエンジン(01系と同様)を採用しているが初期製造車と3点チャイムでの違和感が気になるところ。
ステンションポールが設置されたが(画像参照)座席は従来通り柔らかいものを使用。
VVVFインバーターは従来8000系で採用されている三菱IGBT-VVVFが採用された。
今後改造されていく編成はこのタイプが採用されると思われる。車内を見るだけでは新型車両以上の設備が整う。